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2020/12/12

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演劇サロンプロジェクトなど

観劇者の立場から小劇場演劇を盛り上げたいと

活動なさっているどんぐりマミーさん。

あるとき「演劇の話がしたい」というツイートを見かけ、

それならば!とインタビューさせていただきました。

小劇場との出会いから、いま感じていることなど

マミーさんのふかーい小劇場愛。

全5回にわたってどうぞお楽しみください!

もくじ

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小劇場演劇はコミケだと思う。

ーおひさしぶりです。

今年は思うように観劇できてないと思いますが、最近はいかがですか?

 

どんぐりマミー

そうですね、1年で言えば観れてないんでしょうけど、最近は観ても観ても観たいものが次々にあって。こないだ映画館で映画観た時も、エンドロール見ながら「あ~小劇場観たい」って思ってましたもん。

 

ーえ~!それはすごい(笑)

先日、マミーさんはツイッターで配信が演劇かどうかという議論に対して「映像演劇」「舞台演劇」と言葉を分ければいいんじゃない?というようなことおっしゃっていて。

どんぐりマミー

はい

 

ーコロナによって演劇と観劇のあり方が変わった年だったと思いますがそのあたりお聞かせいただけますか?

どんぐりマミー

はい、配信の演劇が演劇なのかどうかって議論が4月頃からですかね、割と最近まであったと思うんですけど、私は演劇だと思っていて。そもそも「演劇」を広いものと捉えているので。演劇が映像になって、それを観るということも演劇体験だと思ってますね。

“「人」がいて「場」があって「観客」がいるということが演劇だ”という定義が配信でも崩れないところもあって。

だから、演劇のなかに「映像演劇」「舞台演劇」と言葉を分ければいいんじゃないのかなって。

 

ーもちろん見せ方は変わると思いますが、同じ作品世界との接点のちがいですよね。

どんぐりマミー

このコロナで映像演劇というものが思わぬスピードで浸透して、発展していく入り口にあると思っていて、一方で舞台演劇も、“ならでは”のことを考えて発展していく。小劇場演劇はどんどん発展していくと思うんですよね。

 

ー生活スタイルとか、趣味性もさらに細分化して、細かいニーズに対してそれぞれにマッチしていく気がしますね。

 

どんぐりマミー

そうですよね。

観る人にとって選択肢が増えましたよね。私は演劇界にとっていい方向に向いていると思います。

ーとってもそう思います。

ステージチャンネル自体、ライブ配信をサービス開始当時の2020年1月からやっていたのは、

まさしく観る人と演劇の接点を増やしてハードルを下げることで、ずっと創客が課題だって言われていたことのひとつ手助けになると思っていたからです。私たちも1月当初は、「は?配信で観るのが演劇かい?」みたいな意見をいただいたりもしたのが

こんなスピードで世の中が変わるとは…と思ってます。けっこう配信をしていると海外の人も観てくれていて、字幕をつけて海外発信という需要も増えてきてますね。

どんぐりマミー

それはすごい!いいことですよね。

なるほどね、そんな広がり方もしているんですね。

 

ーそうですね。そもそも小劇場は受け皿が広いと思っていたのですが、配信に加えてVRとかも進化しているので上下左右に広がっている感じですよね。

 

どんぐりマミー

うん。よく演劇って、音楽、スポーツ、映画と比べられると思うんですけど。私はそんな必要もなければ比べる意味もないと思っていて。

 

ーはい。そう思います。

どんぐりマミー

私、「小劇場演劇はコミケだ」という説を探っています。

コミケってプロも来るし、趣味の人も来るし、アマチュアでもものすごく技術があったり、突出したなにかを持っている人たちもいて、またそうでもない人もいてよくて…

というめちゃくちゃ多様性があるのが小劇場演劇と似ているなと思って。

 

ーめちゃくちゃ分かりやすい!

 

どんぐりマミー

人気があるところはいいステージでやってて、そうでない人はちょっと壁の近くでやってたり。

そういうところまで似ているなって。

 

ー裾野が広くて出入り自由で、いつどこで旗揚げしても解散してもよくて。

その雑多な感じが小劇場ですよね。

いまの小劇場演劇の世界の、人とか作品の毛色とかを整理とかってできるものでしょうか?

 

どんぐりマミー

できると思いますよ、ざっくりなら。

私が感じているのはこういう感じっていう前提ですけどね…。

 

(二人で図を書く…)

(つづきます)
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