ヅカ★ガール 秋月公演
夢チーム
夢チーム
-白の章-
ジュニアミュージカル「リトルレンジャーズ2020」生配信
チケット代を支払った人のみがアクセスできる特設サイトからライブ配信するサービスです。遠方やライフステージの変化などの理由で劇場に行けない人にも観てもらうことが可能です。
配信日は千秋楽を。チケット代は当日券の50%〜80%を推奨しておりますが、ご相談の上決定させて頂きます。チケット代の70%を還元いたします(2020年は90%を還元)。
定点カメラの映像を想定しております。複数台カメラのスイッチングでのライブ配信も可能ですが、別途費用が発生し、座席を数席使用することとなります。
※ライブ配信とは別に通常登録用に複数台で撮影をすることも可能です。
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配信日は千秋楽を。チケット代は当日券の50%〜80%を推奨しておりますが、ご相談の上決定させて頂きます。チケット代の70%を還元いたします(2020年は90%を還元)。
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メロトゲニ
2020/06/08
このインタビューは本来、2020年5月20日から公演予定だった『嫌い』のことを伺うためのものでした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため公演中止を発表したことで頓挫しました。
劇団5454はステージチャンネルに数多くの作品を登録していただいており作品を観るたびに聞きたいことが溢れてきたので「気になることを聞いちゃおう!」と思いZoomでのインタビューを決行しました。インタビュアーは仲 俊光(なか としみつ)です。
(劇団5454のロゴをZoomの背景にしたときの春陽さん)
春陽漁介(しゅんようりょうすけ)
劇団5454主宰。劇作家。演出家。
1987年6月2日生まれ。
第19回日本劇作家協会新人戯曲賞最終候補
CoRich舞台芸術まつり!2019春
制作賞、最多口コミ賞、主演の板橋廉平が演技賞 受賞
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
もくじ
第5回
知識と自信と台本おそい。
ー
劇団5454には「固有振動数」「集合的無意識」という一見とっつきづらそうなワードが物語の中心にある作品がありますね。
春陽
とっつきづらいですよね。たぶん(笑)。
それで『好き』とか『嫌い』とか言い始めたんだと思います。
ー
(笑)
春陽
知識に憧れてるんですよ。
自信がなかったのかもしれないですね。
自分が考えてることを表現したところでホントありきたりだし、それをお客さんに伝えたところで何の喜びもないんじゃないかと思って。
小難しいことを題材にするってことは、お客様が知識を得ることになるわけですよ。
人に話したくなる知識を得ると喜びを持つことは当たり前で「固有振動数」とか「集合的無意識」とか、そういうものをテーマにしていた時期は
小難しいテーマを分かりやすく作る方が、喜びが一つ担保されてるものがあるというか。。
小難しいことを簡単にして作品に昇華することは得意なので、日常にある不思議な出来事とかおもしろいアイデアが本屋に行けばいくらでもあって、これおもしろそうだなって思ったものを作品にすることが手法として楽だったんですよね、きっと。
ー
本とかを読んで知識を蓄えられてるんですか?
春陽
そうです。ぼくも知らなかったことを理解していく喜びを、そのまま作品にしていくだけです。
ー
書き始めるときに、大きな枠組みに知識を当てはめていくのか。もしくは、知識が最初にあって、そこに物語をつけていくのか。
春陽
ん〜どっちだろうな。。。
劇団5454の作品は、身近なワードをテーマにするんですね。『ト音』だったら「嘘」をテーマにするんですよ。まず。
『トランスイマー』だったら「夢」というテーマがまずあるんですよ。
で、嘘を描くときに、狼少年みたいなものを作ってもおもしろくないなと思って、
じゃあ嘘をつきたくないのにつく人はどうだろうなぁとか、自分が嘘をついていることに気づかない人はどうだろうなぁってことを
ぼんやりと考えておいて、本屋とか行ったときに「共感覚」って言葉を知って
「共感覚」って何だろう?って読んでて「人とは違う認識になっているけど、それに気づけない時期がある」っていうワードを見たんですよ。
「これ面白い!」と思って、嘘が具現化されて認識してしまったら、どういう障害がおこるだろうとか
、、、うまく説明できないんですけど、、、
「共感覚」という言葉と、ぼくが「嘘」で作れそうな断片的なものとが、ワッとまとまったんですよ。
ー
(「ワッ」??)
春陽
夢も、夢を見る原理はどうなってるんだろうとか
意識的に見たい夢を見ることはむずかしいんだけど、その無意識って何だろうって調べてたら「集合的無意識」が出てきて
「集合的無意識」っていうのは人とつながっていて
ということは、そこまで階層が下がれば、夢と夢でつながるんだなとか。そこでワッとまとまったんですよ、イメージが。
(「ワッ」とまとまる)
ー
(また「ワッ」だ)
春陽
知識系のものは、テーマを持っておいて知識を漁っていると出会ってくれるっていう感じがあります。
ー
台本が遅いっていうのは出会い待ちみたいなことなんですか?
春陽
(笑)そうです。完全に出会い待ちです。
出会う前に書いたりもするんですけど、ぜんぜん納得いかなくて、そしたら出会うんですよ。
で、出会った後も物語を構築するキャラクターたちにハマるまでに時間がかかったりとか。
(笑)そうですね。出会い待ちです。
ー
配役はどうやって決めてるんですか?
春陽
配役は、最初からイメージにあるっていうのもありますけど今回の『嫌い』っていうテーマは木並さんでいこうとか、
「夢」っていうテーマは森島でいこうとか、中心は決めますけどその周りはほとんど決めてないです。
みんなにテーマを渡して、家族のシーンやってみようかって、アツシオさんと佐瀬さんにお父さんお母さんをやってもらったりとか、
シーンをみんなで遊びながら作っていってハマりどころを探すっていう。
ー
その時は仕上がってる台本はないということですか?
春陽
1ページもないです。
ー
そんなに?!
春陽
テーマと「家」みたいな(笑)。
ー
(笑)それで即興でやられてるのを見てアイデアを膨らませる?
春陽
そうですそうです。
そこで言ってるセリフとかめちゃめちゃ使ってますもん。ぼくが書いてることになってますけど「脚本:劇団5454」にしなきゃいけないぐらい
みんなが喋った言葉で作ってます。
ー
一時期、バンドの人たちが「ジャムる」ってよく言ってましたけどそういう感覚なんですか?
春陽
あぁ〜。そうかもしれないです。
みんなおもしろいんで。
ー
じゃあ台本が出来上がるのは、公演初日のどれぐらい前なんですか?
春陽
いや、、、(苦笑)これは、、、
本当に一番遅かった時は、小屋入り日です。
ー
えっ?!前々日ってことですか?どの作品ですか?
春陽
それはさすがに(笑)すみません。
ー
(笑)
春陽
1週間前にあれば、みんなバンザイします。
ー
えー!そんな感じなんですね。
春陽
しかも、うちはシーンの演出や台本が変わりやすくて。『トランスイマー』を3都市でやって、それぞれ、ぜんぜん違うものになりました。
『ト音(再再演)』でも、最後に東京でやるまでに調整重ねましたね。最初は千葉くんがラップキャラじゃなかったんですよ。
ー
導入からぜんぜん違うんですね!